双極性障害の予防と治療|ストレスが大きくなる病気

微笑む女性

気分障害を起こす症状

女性

活動的になる病気

双極性障害は、気分がハイになる時期と落ち込んでしまう時期とが交互に出現する病気です。海外では100人に1人の割合で双極性障害患者がいると言われていますが、日本国内での発症率は500人に1人と少なめの報告があがっています。ただし、この分野の研究はまだまだ進んでいませんので、調査結果の信憑性の高さについては疑問が残ります。実際には、病院の治療を受けていない潜在的な双極性障害患者が日本国内にまだまだたくさん存在しているのではないかと推測されています。激しい躁状態が出るケースと、比較的軽い躁状態しか出ないケースとがありますが、とても活動的になり全く眠らずに動き回ったりする人がしばしばいます。患者自身は気持ちが高ぶり自分は絶好調だと思い込んでいますが、全財産をギャンブルにつぎ込んだり性的逸脱行動に走ったりして、自分の社会的地位を台無しにしてしまうケースが少なくありません。本人だけでなく、家族も多大なダメージを受ける可能性がありますので、気になる症状が見られる場合は早期に病院を受診して適切な治療を受けるようにするのが望ましいです。

周囲のサポート

双極性障害患者がうつ状態に陥っている時期については、周囲の人はそれほど対応に苦慮してしまう心配がありません。うつ状態が進むと自殺願望が強くなりますので、自殺を図ったりしないように常に目を配っている必要があるのは確かです。しかし、患者自身が心身の不調を強く感じ、あまり動き回らなくなりますので、周囲に迷惑を及ぼすような逸脱行動に出ることはほとんどありません。また、非常に重苦しい気分に襲われるため、この時期に周囲の人が病院での治療を勧めると、割りとスンナリその勧めに応じます。問題になるのは、躁状態に陥っている時期の対応方法です。周囲の人からすると尋常ではない躁状態に陥っているのが一目瞭然だったとしても、本人は病気だとは思っていません。そのため、病院で治療を受けてみることを勧めると、怒って暴力を振るったりする可能性があります。問題行動自体を本人に指摘すると逆効果になってしまう可能性が高いので、不眠や過労など、身体的な問題を指摘して病院での治療を勧めてみるという形を取るようにするのが得策です。