双極性障害の予防と治療|ストレスが大きくなる病気

微笑む女性

薬物療法を中心に行なう

窓

精神安定薬の投与

双極性障害の治療には精神安定薬が使われています。患者の症状の出方によりいろいろな薬が使用されることになります。躁状態になった時には躁状態を抑える薬を、鬱の状態になれば鬱を抑える薬が処方されることになります。また患者によって効果が出てくる薬が違ってきますので、医師と協力し合って薬の種類を決めていきます。双極性障害の薬物による治療で中心になってくる薬品はリチウムになります。これは天然で存在している金属で、これを薬品に加工したものが炭酸リチウムです。このリチウムには神経細胞を壊死から守るという働きがあります。この薬は投与を始めてから5〜7日で骨を中心にして広がってきます。それから効果が表れてくるまでに時間を要しますが、はっきりと効果が表れてくるまでに最低でも一週間かかる薬になっています。躁の状態をよく改善して鬱の状態も躁ほどの改善ではありませんがある程度は改善してくれます。躁や鬱がぶり返すのを防ぐ効果も持っています。典型的な躁状態を素晴らしく改善してくれます。

炭酸リチウムの効能

双極性障害の治療薬である炭酸リチウムは双極性障害の躁の状態で出てくる、衝動性を減らしてしまう効果も持っています。双極性障害の人は自殺の願望が強く、この薬で衝動性を抑え込むことで自殺の防止にも役に立っています。いろいろとある精神安定薬の中において、唯一自殺の予防効果があるのはこの炭酸リチウムだけです。双極性障害になっている人は、躁状態と鬱の状態が交互に現れてきます。躁状態の期間は短く鬱の状態は一般的に長いものですが、この間隔が年を取るにしたがって周期が長くなってくるのが普通になっていますが、時には躁の状態と鬱の状態が一緒に出てくることがあります。気力は充実しているけど何もする気力がないという状態になります。こんな時に患者さんは衝動的に自殺をしてしまう可能性が高くなってきています。また双極性障害は二つの種類があり躁の症状の程度で1型と2型に分類されています。1型は躁の状態が極端に出るタイプで、2型は躁の状態が軽く出るタイプです。自殺が多いのは2型の人になりますので、適切な治療で自殺を防がなければなりません。